アルゼンチン共和国KIMONO制作!丹後ちりめんの挑戦

京都府の北部、丹後半島周辺は、今から300年前に、「丹後ちりめん」という
独特の製法を編み出して以来、絹織物の一大生産地として発展。
着物産業の足腰を支えてきました。

絹糸は、製糸に始まり、製織、製錬などの工程をへて白生地だったり織物へと変化しますが、糸の製法や撚りのかけ方など
素材と呼ばれるジャンルは、目立たない部分がありますがその中に、想像を超える技術と思いが隠れています。

丹後で制作が進む、アルゼンチン共和国のKIMONOは、丹後の柴田織物さんが主に担当します。
柴田 祐史さんに色んなお話を聞かせてもらい取材班一同、感激しましたのでお伝えさせていただきます。

今回の、アルゼンチン共和国の制作は、2020年に、丹後ちりめんが発明されて
300年を迎えることから、「オール丹後」による取り組みとしてスタート。

丹後ちりめんの組合と京都府との連携で、多くの織元がそれぞれの持ち味を発揮しながら
糸や製法で参画してくださり、それを最終的に柴田さんが最高の技術でまとめ上げることになっています。

生地自体に紋様を織込む事はもちろん、縫取りと呼ばれる「紋意匠」によって、
絵羽付のデザインを作り上げていきます。

ある程度のロットが見込めるならば採算性も考えられますが、
一点ものの制作には、あまりにコストがかかるために
通常でも「商売的に全く面白くない」はずです。

しかも、今回のアルゼンチンは20万越しの設計が必要です。(一越は、緯糸が一度打ち込まれる単位です)
柴田さん自身も取り組んだ経験のない未聞の挑戦になるそうです。

それでも、柴田さんの工場でお話を聞いた時には、苦笑いを浮かべながら、
目を輝かせて、どうせやるならばとことん。そんなお話をしてくださいました。

生地に絵を描く友禅など、京都市内の技術がどうしても表に出やすい
という、ものづくりの宿命がありますが、生地がないことには、着物はあり得ないという
当たり前の事実を、無言の作品づくりで示してくださることだと思います。

そして、絵を描く事とは全く違う、趣の深い織物としての表現は、想像を超えたエレガントさを醸し出すと確信しました。

縫取りが成功したら、染めも施されます。

アルゼンチン共和国の国旗に使われている「太陽」
アルゼンチン🇦🇷の象徴であるブルー。

オール丹後の底力で
どんな作品になるのか
本当に楽しみです。

 

 

 

 

 

 

 

 

一般社団法人イマジンワンワールド
KIMONOプロジェクト
代表理事 高倉慶応

■アルゼンチン共和国担当 丹後柴田さんのインタビュー
KIMONOプロジェクト 公式ユーチューブ


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